【旅の準備】ヨーロッパ旅行の基礎知識 犯罪と防犯の知識編|20.20

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公開日 03/11/2015 最終更新日 03/03/2023

ヨーロッパの犯罪について

スリや詐欺が多いヨーロッパ!騙されないように注意しよう!

特に西欧になりますが、ヨーロッパはスリや詐欺などの軽犯罪が非常に多いです。最近は日本でも凶悪な犯罪をよくニュースで目にすることがありますが、そういったことに巻き込まれるというのはよっぽどだとしても、たとえ軽犯罪であっても守れるものは守り、回避できるものは回避したいところ。日本では考えられないような手口で強引に迫って来ることもありますので、特に見知らぬ土地ではより注意を払った行動を心掛けましょう!

まず、基本的な事ではありますが、話し掛けてくる人には注意しましょう。道案内を要求されたり、さまざまな手口で迫ってきますが、被害に遭った話をよく耳にします。話してるうちに気付いたら横に置いていたバックパックがなくなった、気付いたらポケットのiPhoneがなくなっていた等々。。。後述しますが、かくいう私自身も色々経験してます・・・。

 

ケース1 複数人でスリを働く

上記で触れた典型的なスリのひとつで、複数人で仕掛けてきます。ただし、パッと見はそんなことわかりません。ここがポイントになります。

まずは片方の囮役が道を尋ねるなど、何かしらの理由を付けて話し掛けてきてこちらの気を逸らします。そうとは知らずに耳を傾けていると、実は反対側にもう一人グルの人間がいて、話に気を取られている間にこいつが盗みを働くといった手口です。

これ、こういうことがあるとわかっていても当然突然話し掛けられるので、実は結構回避が難しかったりします。何気なく振り向いてしまい、そのまま話をしてしまいがちなんです。数秒あればことは終わってしまうので、ほんとに何も考える間もなく一瞬でやられます。また、こちらの反応が薄いときなどは話し手側もとにかく気を引くためにひたすら話し掛けてきたりするので、やはり何が何でもとりあえず無視がベストです。本当に尋ねてきているパターンもあるとは思うので心苦しいときもありますが、心を鬼にして安全を取りましょう。万が一そちらに振り向いてしまったり、相手をするのであればまずはカバンを抑える。抱きかかえてカバンそのものや中身を盗られないようにし、大事な物から気を逸らさないようにすることを忘れないようにしましょう。

あとはオススメ対策としてインナーセキュリティの活用です。私も特に西欧では意識して利用します。いずれにしてもやはり大事な物は体に近い所で守ることがベスト。冬場はアウターに内ポケットもありますが、特に春から秋の軽装シーズンは何かしらの対策をしたいところ。最低限インナーセキュリティにパスポートや財布、スマホといった無くなると本当に困る物は入れておいて良いと思います。

 

 

ケース2 隙を見て強引に盗みを働く

ケース1に似た事案になりますが、こちらはもっと強引なやり方です。

理由を付けて話し掛けてきて距離を詰め、こちらのポケットなどに手を突っ込んで物を盗りそのまま逃げるといった手口です。赤ちゃんを抱いてるフリをして自分の手の動きを相手に見せないように仕掛けてくるなど、手が込んでいてわかりづらい姑息な手段を使ってきたりします。

これ、実は実体験です。やられたときはファスナーを開けられましたが、幸いにも特に物は盗られず。しかし、驚いたのはファスナーがあるからといって絶対に油断できないところ。ここまでやってくるのかと。日本なんてバックパックをフルオープンにして歩いてる人とかいますが、盗ってくださいと言わんばかりですね(笑)

 

 

ケース3 寝ている隙に盗みを働く

これも実体験です。ドミトリーで起こった事案であって個室のホテルなどではまず起こり得ないとは思いますが、こういうことが実際に起こるということを知って頂くとよいかなと。

何が起こったかというと、寝ているときに腕の下に抱きかかえていたMacbookを盗られてしまいました。目を覚まして自分の腕の下にMacbookがないことに気が付いてビックリ。2段ベッドの上側に寝ていたので下に落としてしまったのかと思いきや床にも物がない!その瞬間青ざめましたね。その部屋で仲良くなったアメリカ人を起こして当該物品が無くなったことを報告。その子が自分の物を確認すると・・・枕元に置いていたiPhoneが無くなっているという。その後、他の部屋でもあれが無いこれが無いが出るわ出るわ。失敗しましたね。南京錠を付けられるロッカーは用意されており、警戒してなかったわけではなかったため抱きかかえていたのですが、まさかその状況で盗まれるとは思いもしませんでした。

これが私がみなさまに南京錠を旅の荷物リストに加えてほしいということの真相です。このケースに限らず、チェックアウト後にフロントで荷物預かりをお願いするときなども誰がいじるかなんてわからないので、スーツケースを南京錠でロックするなどの警戒は忘れたくないところです。

ちなみにですが、盗みの被害に遭いやすいのはパッと見でわかりやすいブランド物です。アップル製品は市場流通度も高く、ブランド力があり、高価なことから狙われやすいので十分注意しましょう!

 

 

ケース4 手伝いのフリをして報酬をせびる

えー・・・これも実体験です(笑)いや、おまえ色んな目に遭いすぎだろ!っていう(笑)いや、恥ずかしながら(笑)でも実際一体何十万円分盗まれたり被害に遭ったんだろうって感じなので、本気で笑えないんですけどね。

これは旅行ガイド本にも書いてあったりするのですが、例えば公園でハトの餌を売りに来たりするわけですが、受け取ると高い額を請求してくるといった詐欺系です。この場合はとにかく振り払って逃げたり、そもそも受け取らずに拒否することが大事です。

私の場合は上記のようなケースではなくまた別のケースで、どのような目に遭ったかというと、旅行の思い出になるような場所で「写真撮って上げるよ」といって近付いてきて、いざ撮ってもらうとハンパない額を請求されるという。もちろん何万も盗られたわけではないですが、恥ずかしながら数千円は持っていかれた記憶があります。初めてイタリアに乗り込んだ時でしたね。

あとは、これも実体験か真横でそういう光景を見たのかは忘れましたが、階段の下でスーツケースを持ち上げて上ろうとしていると「手伝って上げるよ!」と声を掛けられます。その善意に安易に乗っかって上げてもらうと、上に着いた瞬間「荷物上げんの手伝っただろ。その分の金を寄越せ!」とその場で高額な金銭を請求してくるパターンなんてのもあります。

本当にあらゆる方法を使って金銭を要求してくるので、基本的にやはり相手にしないのが一番です!

 

ケース5 物をすり替える

蚤の市でとある物を買ったときに発生した事案です。陶器であったため、購入後に包んで渡してくれたわけですが、帰ってきて改めて商品をみるとあらビックリ!偽物にすり替わってましたね(笑)笑えねーよ。今考えると見るからに胡散臭いやつと共に東南アジアっぽいこれまた胡散臭いアジア人が店をやってたんですよね・・・。やられた!と思いながらも、どうしようもなく泣き寝入りするしかないわけですが、そんなこともあるんだなという参考に。

あとは少し異なるケースで、これは詐欺をしようとしてるわけではないと思うのですが、同じく蚤の市の事例として。

おばちゃんが物を売ってるわけですが、物の真偽を判別できてないケースがありました。「これはどこどこのやつで良い物だよ!」と2点の物を販売してましたが、片方は確かに本物でしたし、美しい品でした。でも、もう一つは偽物でしたね。まぁもちろん確信的な話ではないですが、話し方から嘘を付いてる感じはなかったんですよね。数々の詐欺師に巡り合い騙されてきた経験から(笑)とはいえ、改めて考えると偽物と本物を並べておいてセットで買わせて儲けるとか、先の話のように本物を選んでも購入後の受け渡し時に偽物を入れるとかって手口もありそうですね・・・。蚤の市は自分の目が全てなので、こういったところで買い物をする際は基本的に気を付けた方が良いです。というか、個人商店も怪しい所が多いのでほんとに気を付けた方がいいです。

ちなみに先の話がオーストリア、あとの話がドイツでの出来事です。

 

ちゃんと知って事前にしっかり対策をする!

西欧諸国よりも安心感のある北欧諸国

これまで綴ってきたことは全てイタリアを中心とした西欧での出来事です。デンマークに入ってからは被害に遭うケースが減ったのですが、その理由としては私自身が旅慣れてきたことも勿論あると思いますが、恐らくデンマークの方が治安が良いということも要因として上げられるでしょう。私の肌感として、北欧諸国に比べて西欧諸国の方が詐欺やスリなどの被害に絶対的に遭いやすいです。これは間違いないですね。断言できます。私の感覚として安心して過ごせるという意味での人の好さは西欧に比べて北欧が圧倒的に上です。そりゃ言ってしまえば日本に居たって色んな目には遭うわけですし、私自身北欧で全く何も被害に遭ったことがないかというとそうではないので、どこにいても色んな目に遭うことは基本的に間違いないです。しかしながら、この何かの被害に遭う確率が圧倒的に高いのが北欧よりも西欧であるというのが私の体感です。

それぞれほぼ一年ずつ程度と短い期間ではありますが、イタリア(西欧)とデンマーク(北欧)で暮らした経験、それに加えてヨーロッパを20ヶ国ほど巡った経験からこの違いについての考察を述べると、社会の構造や人の気質、生活環境に教育事情など、さまざまな要因が複雑に絡んだ上で長い年月をかけて出来上がっていると感じます。細かく書き始めるとキリが無くなりますし、際どい話も出てくることになるのでここでは割愛しますが、北欧の方が全体的に安心感や落ち着きがあります。なんかやっぱり社会のシステムとして北欧は世界的に見ても独特だと言われますし、実際に見てもその通りだと思いますね。それで言えば比較的落ち着いて安定している日本も独特なように思います。まぁ、自分でこう綴っていて、やはり環境というのは人や社会が作っていくんだなとつくづく実感します。

 
 

 

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ウェブストアおよび実店舗オーナー、インポーター、エクスポーター、アンティーク&ヴィンテージコレクター、ファッションコーディネーター、旅人
ヨーロッパ長期滞在は3ヶ国(イタリア、アイルランド、デンマーク)でトータル2年半。 現在は日本を中心に活動しながら商品買い付けや旅などでヨーロッパを訪れています。旅はヨーロッパ限定で20ヶ国程度。
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