公開日 24/12/2021 最終更新日 14/01/2023
会話に頻出!瞬間の感情を伝える言語集!
日本語で言う「マジか!」だったり「すげぇ!」だったり「うまい!」だったりと言ったような日常でもよく使用する咄嗟に出る言葉である間投詞について学びます。
まぁどの言語でもそうですが、会話をしてればとりあえずこういう言葉が出ますよね。色々な表現を知っておくと咄嗟の感情を伝えやすいので是非参考にしてみてください!
間投詞(interiezione)
1. 落胆・驚嘆(マジかよ! / 奇跡だ! / 勘弁してよ…)
「最悪だ・・・」っていうネガティブな感じにも「奇跡だ!」っていうポジティブな感じにも使われる表現集です。
- Oh mio dio!(オー・ミオ・ディーオ!) Oh my god!
“Oh my god!” をイタリア語に一番直接的に置き換えた句になります。イタリア語でも全く同じ表現があるということですね。
- Oddio!(オッディーオ!) Oh my god!
”dio(神)” という単語が含まれているので、わかりやすいですね!「神よ!」って感じです。”odio (I hate)” と非常によく似ているので、ちゃんと発音する必要があります。
- Mamma mia!(マンマ・ミーア!)
直訳すると ”私の母” ですね。つまり、これはキリスト教における母である聖母マリアを指すことになります。偉大なものに祈るということでしょうか。
- Madonna!(マドンナ!)
マドンナはマドンナです。聖母マリアですね。
- Ma, dai!(マ・ダーイ!)
「頼むよー!」って感じですかね?”dai” は “dare (to give)” の二人称です。直訳すると「ちょうだい」になりますね。「おーい、どうなってんのー!?」なんかも表現として近いでしょう。
2. 疑義(マジで!? / ほんとに!? / ウソでしょ!?)
英語で言うところの ”Really!?” や ”Seriously!?” って感じです。
- Veramente!?(ヴェラメンテ!?)
- Davvero!?(ダッヴェーロ!?)
- Vero!?(ヴェーロ!?) Sure!? / Is it true!? ほんとか?
上記二つにも “vero” が含まれているので、イメージしやすいですね。
- Sicuro!? / Sicura!?(スィクーロ!?) sure!? / Is it true!? (お前)ほんとか!? / 確かか!?
英語に直訳すると “certain(確かな)” に当たる単語です。そういうことです。
- Serio!? / Seria!?(セリオ!?) Seriously!? (お前)お前マジか!? / 本気か!?
男性に言うときと女性に言うときで単語が変化するので注意が必要です。
3. 礼節(ありがとう! / お大事に!)
- grazie!(グラツィエ) Thank you ありがとう!
聞いたことがある方も多い単語だと思います。なお、”mille(ミッレ)” を付けることで強調でき、”Thank you very much.” の表現になります。
- salute!(サルーテ) Bless you! / Cheers! お大事にね!・風邪を引かないようにね!・神のご加護を(アーメン)
日本語にはないですが、欧米では用いられる表現で、くしゃみをした際に相手をおもんばかる言葉になります。教会などにおいては、この言葉と共に十字を切ることで神への祈りを捧げるアーメンの意味があることから、この場面では「あなたに神のご加護がありますように(元気でいられますように)」といった相手への思いやりの言葉となっています。また、乾杯の際にも用いられる言葉になります。
4. 賞賛・感嘆(いいね! / すごいね! / うまい!)
副詞と合わさることで表現を強調することができます。男性・女性・単数・複数で語尾が変化するのでご注意ください。
- Bravo!(ブラーヴォ!)
日本語でもブラボー!ってよく言いますけど、あれです。正確には上記の発音となります。また、男性・女性・単数・複数で語尾が変化しますので、ご注意ください。
- Buono!(ブォーノ!) Good! うまい! / いいね!
「うまい!」です。食事のシーンで聞いたことがある方も多いでしょう。
- Fantastico!(ファンタスティコ!) Fantastic! すっげぇじゃん!
- Incredibile!(インクレディービレ!) Incredible! 信じらんねぇ! / すっげぇじゃん!
- Interessante!(インテレッサンテ!)Interesting! おもろいじゃん!
- Perfetto!(ペルフェット!) perfect! 完璧だね!
こちらの4つは英語と非常に綴りが似ていることからもわかるように意味も全く同じです。日本人としては英語に近いというイメージになりがちですが、言語としてみると恐らくラテン語がベースのはずなので、感覚としてはイタリア語 ⇒ 英語への派生と言えるでしょう。ヨーロッパ語族にラテン語は強い影響を及ぼしており、言語の側面からみてもローマ帝国の力は偉大なのです!また、実際にはこのような表現は他にも色々あるのであくまでも一例ということで。
5. 承認(もちろん! / OK! / 正解!)
- certo!(チェルト!) sure! / of course! もちろん!
英語に直訳すると “certain(確かな)” に当たる単語です。”certainly.(かしこまりました。)”のように表現することからも想像できますね。
- va bene!(ヴァ・ベーネ!) ok! オーケー!
万国共通だと思いますが、もちろん “ok” でも構いません。”benissimo” の形を取ることでは他の形容詞同様に表現を強めることができます。
- giusto!(ジュースト!) right! そのとおり! / 正解!
- ecco!(エッコ!) bingo! ご名答! / 正解! / 当たり!
- esatto!(エザット!) exactly! そのとおり!
「当たり!」とか「ビンゴ!」「正解!」って感じですね!
- Serio! / Seria!(セリオ!) I am serious! (俺は)マジだよ! / 本気だよ!
- Sicuro! / Sicura!(スィクーロ!) 本当だよ! / 間違いないよ!
こちらも英語に直訳すると “certain(確かな)” に当たる単語です。「マジだって!」とかそんな応答ですかね。
6. 容認(気にしないで! / 構わないよ!)
- non ti preoccupare!(ノン・ティ・プレオックパーレ!)
- figurati!(フィグーラティ!)
- niente! (ニエンテ!)
日常でもよく使う表現ですので、是非覚えておきたいですね!基本的に相手に対する許容や容認の表現になり「いいよいいよ!」だったり「構わないよ!」って感じです。言い方で多少感覚の違いがあるかもしれませんが、まぁどちらかと言うと下2つがカジュアルな感じに聞こえますかね?
7. 応援(がんばって!)
- in bocca al lupo!(イン・ボッカ・アル・ルポ!)
英語の”good luck”に当たる言葉です。直訳すると”狼の口の中”になりますが、その理由はイタリア人の友達がわからないとのこと。狼の口の中に飛び込むのに勇気がいるから頑張れってことなんですかね?
いずれにしても日本語だとがんばってって言うときに”ファイト!”って言ったりしますけど、英語でも同じですが、その表現はありません。
8. 罵声(アホ・ボケ・カス)
英語で言うところの ”f※ck off!” ”shit!” “damn!” などに当たり、「ざけんな!」だったり、「クソ!」「ボケ!」「アホ!」「カス!」などかなり汚い言葉です!基本的に使っちゃダメですが、参考程度ということで。特によくわからず使うとマジでトラブルなどになりかねないので、健全に学んでいってください。
- Cazzo!(カッツォ!)
- Porca puttana!(ポルカ・プッターナ!)
- Vaffanculo!(ヴァッファンクーロ!)
- Merda!(メルダ!) Shit! クソ!
- pazzo!(パッツォ!) Crazy 頭おかしいんじゃね!?
- Stupido!(ステューピド!) stupid! バカだ!
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ウェブストアおよび実店舗オーナー、インポーター、エクスポーター、アンティーク&ヴィンテージコレクター、ファッションコーディネーター、旅人
ヨーロッパ長期滞在は3ヶ国(イタリア、アイルランド、デンマーク)でトータル2年半。 現在は日本を中心に活動しながら商品買い付けや旅などでヨーロッパを訪れています。旅はヨーロッパ限定で20ヶ国程度。
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