【イタリア語文法】形容詞|20.20

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公開日 01/11/2021 最終更新日 12/01/2023

英語とは異なり、男性名詞と女性名詞に合わせて変化する形容詞

この項目ではイタリア語の形容詞についてみていきます。

少しイタリア語に触れて頂いたことのある方であればご存知のように、イタリア語には男性名詞と女性名詞が存在するため、主語や目的語に合わせてその修飾語である形容詞も男性形、女性形へと変化します。

この点は一般的に第二言語が英語となる私たち日本人には馴染みのないシステムで、慣れるまでには少し戸惑いもあるかと思いますが、しっかり学んでいきましょう!

 

主語が形容詞を変化させる場合

男性名詞や女性名詞に分類されている単語はもちろん、人間としての性別においても形容詞が変化します。

名詞が男性名詞または女性名詞に属するものによる変化

  1. Il tavolo è nuovo.(イル・タヴォロ・エ・ヌオーヴォ) 机は新しい。
  2. La borsa è nuova.(ラ・ボルサ・エ・ヌオーヴァ) バッグは新しい。

人の性別による変化

  1. Mario è vecchio.(マリオ・エ・ベッキオ) マリオは年寄りです。
  2. Maria è vecchia.(マリア・エ・ベッキア) マリアは年寄りです。

男性名詞と女性名詞については別ページをご覧ください。


 

目的語が形容詞を変化させる場合

目的語を色で修飾する際は、一般的に形容詞が目的語の後ろに回ります。これも英語と異なる点ですね。ただし、前にきたからといって間違いではありません。慣れてくると違和感があるのですが、基本的に伝われば良いということを考えると余り気にする必要はないでしょう。

具体例としてわりやすいところで言うと、イタリアの国鉄であるトレニタリアが運行している列車の名前が ”Frecciabianca(白い矢) / Frecciaargento(銀の矢) / Frecciarossa(赤い矢)” のようになっていますね。

その他修飾語は普通に前に付ければ問題ありません。

色で修飾する場合

  1. C’è un tavolo rosso.(チェ・ウン・タヴォロ・ロッソ) 赤い机がある
  2. C’è una borsa rossa.(チェ・ウナ・ボルサ・ロッサ) 赤いバッグがある。

色の種類をご覧になりたい方は別ページをご覧ください。

その他の修飾語

  1. C’è un vecchio uomo.(チェ・ウン・ベッキオ・ウオモ) 年配の男性がいる。
  2. C’è una vecchia donna.(チェ・ウナ・ベッキア・ドンナ) 年配の女性がいる。

 

形容詞を副詞で強調する

形容詞を強調する際は副詞や副詞句を用います。英語における ”very” “so” などに当たるもので、あらゆるシーンで使用頻度が高いものになるので覚えておきましょう!

さまざまな表現の仕方がありますが、下記だけでも5段階の表現ができるので、これくらい覚えておけば簡単な会話であればひとまず十分でしょう。

強弱(Accento) イタリア語(Italiano) 日本語(Giapponese)
non Non è freddo oggi.
(ノネ・フレッド・オッジ)
今日は寒くないね。
  È freddo oggi.
(エ・フレッド・オッジ)
今日は寒いね。
  un po’ È un po’ freddo oggi.
(エ・ウン・ポ・フレッド・オッジ)
今日はちょい寒いね。
molto È molto freddo oggi!
(エ・モルト・フレッド・オッジ)
今日はクッソ寒いね!
~ssimo È freddissimo oggi!
(エ・フレッディッスィモ・オッジ)
今日は極寒だ!

なお、副詞については他のページでご紹介しておりますので、より詳しく学びたい方はそちらをご覧ください。

 

プラスとマイナス

下記のフレーズを用いることで物事に対するプラスとマイナスを伝えることができます。

  • プラス : più(ピウ)
  • マイナス : meno(メノ)

A : L’altezza di montagna Fuji è circa 3,000m, giusto?(ラルテッツァ・ディ・モンターニャ・フジ・エ・チルカ・トゥレミラ・メトリ・ジュスト):富士山の高さって大体3,000mでしょ?合ってる?
B : No no! Più alta! È quasi 4,000m(ノーノー / ピウ・アルタ / エ・クアジ・クアットロミラ・メトリ):違うよ!もっと高いよ!ほぼ4,000mだね。

 

形容詞による物事の強弱

単語による物事の強弱です。上記で紹介した副詞と組み合わせて使用することでさらに幅広い表現が可能となります。ここでご紹介するのはごく一部になりますので、色々な単語を覚えて幅を広げていきましょう!

  • 小 ⇔ 中 ⇔ 大
    • piccolo(ピッコロ) ⇔ medio(メディオ) ⇔ grande(グランデ)
  • 簡単 ⇔ 普通 ⇔ 難しい
    • facile(ファチレ) ⇔ normale(ノルマーレ) ⇔ difficile(ディッフィーチレ)

形容詞による物事の強弱として、対義語をまとめたページもご用意しておりますので、より多くの表現を知りたい方はそちらも併せてご覧ください。

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ウェブストアおよび実店舗オーナー、インポーター、エクスポーター、アンティーク&ヴィンテージコレクター、ファッションコーディネーター、旅人
ヨーロッパ長期滞在は3ヶ国(イタリア、アイルランド、デンマーク)でトータル2年半。 現在は日本を中心に活動しながら商品買い付けや旅などでヨーロッパを訪れています。旅はヨーロッパ限定で20ヶ国程度。
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