【データベース】ヨーロッパ旅行の基礎知識 各国の主要空港編|20.20

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公開日 04/11/2015 最終更新日 03/03/2023

ヨーロッパの各国の空港や航空事情を知ろう!

目的国によって変わるフライトの種類

日本からヨーロッパ各国への渡航は、その国へダイレクトにフライトできる直行便(以下、ダイレクトと記載。)が就航している国と必ず最低でも一度の乗り換えが必要となる(以下、トランスファーと記載。)直行便未就航の国とがあります。

ヨーロッパは国も多いことから日本からの直行便が未就航の国も多く、これらの国を訪れる際は必ず最低でも一度はトランスファーが必要ということになります。また、直行便が航行している国であっても、地方空港を目的地とする際も同様に必ず一度はトランスファーが必要となります。

ダイレクト?トランスファー?フライトを選ぶ際のポイント!

また、ダイレクトが航行している国であってもトランスファーも多く飛んでおり、基本的にはダイレクトに対してトランスファーのフライトの方が安価であることから、時間を掛けても構わない方やプライスを抑えることを優勢したい方はトランスファーを選ぶと良いです。目的地やシーズンによってかなり差があると思うので一概には言えませんが、基本的にはヨーロッパ各国までダイレクトで往復すると12-3万円程度であると思いますが、トランスファーは安いと7万円を切ります。5万円も差が出たとすると一般的にはかなり大きな金額になると思うので、ひとつ頭に入れておきたいですね。

次に所要時間の比較ですが、筆者の体験からするとダイレクトとトランスファーで到着時間を比較したときに最も待ち時間が短いトランスファーでもダイレクトに対して往復で半日(12時間)以上の差が出ます。また、この時間の大半は、乗り換え手続きと空港での待ち時間ですので、手間が掛かることやリラックスできない状態で長時間過ごすことになる点は予め念頭に置いておいた方がよいでしょう。ヨーロッパは日本に対しての時差も7または8時間と大きいため、疲れも出やすいので、そのせいで結局旅を楽しめなかったでは本末転倒です。

最終的な選択は個人の考え方に左右される部分も大きいですが、日数や行程なども含め、よく考えてベストなフライトを選びたいですね。もっとも金額にそんなに差が出ない場合であれば、ダイレクトがある国は多少金額を乗せてダイレクトで飛んだ方が疲れを気にせず旅を楽しめるのでオススメです。

入国審査とシェンゲン協定

どのタイミングで入国審査が行われるかは最終目的地と航空会社およびフライトの種類によります。基本的に特に問題ないとは思うのですが、シェンゲン協定のルールを理解していないと入国審査のタイミングの意味がわからず、場合によっては少し混乱しかねないので後述することを少し頭に入れておいて頂くとよいです。なお、シェンゲン協定については下記リンクの別ページにて詳しく解説しておりますので、ご理解頂くためにそちらも併せてご覧ください。特にヨーロッパでの長期滞在やヨーロッパでの複数国周遊旅を計画している方は必ず知ってもらった方がよいです。

例えばですが、シェンゲン協定域内の国であるドイツが渡航の最終目的地として、オランダの航空会社であるKLMを用いてトランスファー便で向かうとします。そうするとオランダでトランスファーをすることとなりますが、もちろんこの時点で通常のトランスファーと同じように入国審査があります。すると、このオランダが既にシェンゲン協定域内であるため、入国許可が下りると最終目的地であるドイツに到着しても入国審査がありません。この場合、別の国から別の国へ飛ぶので、最後のドイツでも入国審査があると考えるのが普通なのですが、両国が共にシェンゲン協定加盟国であることから、このようなことが発生します。ルールを理解していないと何が起こっているのかよくわからず、なぜ別の国から別の国に飛んでいるのに最後に入国審査がなかったんだろう?大丈夫かな?となりかねないわけです。

ちなみに上記はシェンゲン協定加盟国域内の国どうしでトランスファーがある際のみに起こりえる事なので、最終目的地が協定域外の国であったり、最終目的地が協定域内であっても協定域外でトランスファーをする際などは通常のトランスファーを用いた便と同じでように、トランスファー地点の国における入国および出国手続き、そして最終目的地での入国手続きと入国審査が二度あります。

 

イギリス・アイルランドの主要空港

イギリス

  • ロンドン : ヒースロー空港(LHR : Heathrow Airport)

イギリス最大の空港であるヒースロー空港は日本からの直行便も行き交う国際空港です。世界の中心都市であるロンドンは街の規模も大きく、郊外には他にもスタンステッド空港やルートン空港などいくつもの空港があります。LCCを利用する際はこちらの空港を利用することが多いでしょう。

アイルランド

  • ダブリン : ダブリン空港(DUB : Dublin Airport)

日本からの直行便はありません。ヨーロッパ最強のLCCであるライアンエアー(Ryanair)はアイルランドの会社であり、ダブリン空港が拠点となっていることから、ヨーロッパ各地へ格安で飛ぶことができます。

西欧の主要空港

イタリア

  • ローマ : フィウミチーノ国際空港(FCO : Aeroporto di Roma Fiucimino)
  • ミラノ : マルペンサ国際空港(MXP : Aeroporto di Milano Malpensa)

日本より直行便が2つの空港へ飛んでいます。ヴェネツィアなど人気の観光地がいくつもある国ですが、下記以外の都市へ空路で向かう際はトランスファーが必要となります。いくつもの都市を周る際は渡航計画に合わせて空港を選びましょう!

ベルギー

  • ブリュッセル : ブリュッセル国際空港(BRU : l’Aéroport de Bruxelles

日本からの直行便はありません。

北欧の主要空港

デンマーク

  • コペンハーゲン : コペンハーゲン空港(CPH : Københavns Lufthavn)

日本からの直行便はありません。コペンハーゲン空港は、北欧のハブ空港のひとつとしてヨーロッパの多くの拠点と空で結ばれています。国際空港でありながら、コペンハーゲンの市街地まではメトロや電車で30分程度と非常にアクセスの良い位置にあり、ここからLCCも多く飛んでいるので、ヨーロッパ各地の旅においても利便性の高い空港です。

なお、コペンハーゲン空港から電車で約30分かつ2,000円以内で行ける範囲にはお隣スウェーデンのマルメ空港もあります。日本からコペンハーゲンへ向かう際は、いずれにせよ1回は乗換えが必要となるため、マルメ空港へのフライトもチェックし、チケットのプライスがコペンハーゲン空港行きより大きく下がる場合などはマルメ経由で向かって頂くのもよいでしょう。マルメ空港からマルメ市街地への移動が増えますが、マルメ市街からコペンハーゲン中央駅へは直行電車があるため、アクセスの問題はさほどでもないと思います。

スウェーデン

  • ストックホルム : アーランダ空港(ARN : Arlanda Airport)

日本からの直行便はありません。スウェーデンおよび北欧の主要空港であり、多くの国際拠点との間で便が飛び交います。空港から北部に行くと大学の町として知られるウプサラが、南へ行くとストックホルムの街があり、この中間地点に位置しています。空港からストックホルム市街地へは電車やバスで1時間ほど。

北欧最大の都市でもあるストックホルムにはこの他にもブロンマ空港やスカブスタ空港があり、LCCを利用してストックホルムを訪れる際はこちらの空港を使うことになります。

フィンランド

  • ヘルシンキ : ヴァンター国際空港(HEL : Helsinki-Vantaan lentoasema)

日本からの直行便が行き交うフィンランドの主要空港です。昨今の北欧人気もあり、実際に直行便に乗ってみると非常に多くの方がヘルシンキを目指してフライトしていることに気付きます。現地の蚤の市などへ行ってもみんな口を揃えて日本人だらけよと言ったり、日本人が来ないと商売にならないというほどです。まぁ、フィンランドの人口が少ないことや北欧の人間の中に日本人がいれば目立つのもあるでしょうけど。

ちなみにフィンランドは日本から見るとヨーロッパの玄関口となる国であるため、ヘルシンキ行きの直行便が日本から最も時間を掛けずに最短でヨーロッパに到着できる便となります。

東欧の主要空港

チェコ

  • プラハ : ヴァーツラフ・ハヴェル国際空港(PRG : Letiště Václava Havla Praha)

日本からの直行便はありません。

バルト三国の主要空港

エストニア

  • タリン : タリン空港(TLL : Tallinna lennujaam)

日本からの直行便はありません。日本から直接向かうよりは、直行便のあるフィンランドを旅して、それに併せてエストニアおよびタリンを訪れる方が多いかと思います。この場合には、わざわざフライトを選択せずともヘルシンキより船便で安価に気軽に訪れる方が多いため、ヨーロッパ域内でよほど細かいフライトで利用しない限りは日本人として利用する方は多くないかと思います。

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ウェブストアおよび実店舗オーナー、インポーター、エクスポーター、アンティーク&ヴィンテージコレクター、ファッションコーディネーター、旅人
ヨーロッパ長期滞在は3ヶ国(イタリア、アイルランド、デンマーク)でトータル2年半。 現在は日本を中心に活動しながら商品買い付けや旅などでヨーロッパを訪れています。旅はヨーロッパ限定で20ヶ国程度。
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