【イタリア語コラム】ジブリで学ぼうイタリア語! #1|20.20

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公開日 12/01/2018 最終更新日 19/01/2023

イタリアでも人気のジブリ映画から楽しくイタリア語を学んでみよう♪

イタリアでも人気のジブリ映画(西洋ではギブリと発音)。今回はこのタイトルを使って楽しくイタリア語を学んでいきます!

世界のジブリは、ヨーロッパでも日本を代表するもののひとつとして一般的に広く知られており、もちろんイタリア人にもジブリ好きは多いのでちょっとした雑談の話題にも使えますよ!

日本とイタリアを結ぶちょっとした面白い勉強です。楽しく学んで是非活用してみて下さい。

タイトルも多いため、全3回に分けての掲載で、こちらが第1回となります。

 

ジブリで学ぼうイタリア語!

となりのトトロ(My neighbor TOTORO)

Il mio vicino TOTORO(イル・ミオ・ヴィチーノ・トトロ)

  • il(the)冠詞 ⇒ -
  • mio(my)所有代名詞 ⇒ 私の
  • vicino(neighbor)形容詞 ⇒ となりの

見ておわかり頂ける通り、イタリア語およびラテン語の特徴がもろに出ています。英語をベースに考えると違和感満載の冠詞+所有代名詞のフォルムは、ラテン語系と英語の大きな違いのひとつです。

あとは男性名詞となっているトトロに合わせて ”il(冠詞)” ”mio(所有代名詞)” となっている点を理解する必要がありますね。

ちなみにですが、トトロが男性名詞となっていることについて、これはトトロがオスかメスかといったジェンダーの話ではなく、イタリア語ではいずれかに分類されるため男性名詞となっています。

 

風立ちぬ(The wind rises)

Si alza il vento(スィ・アルツァ・イル・ヴェント)

  • si(it)再帰動詞 ⇒ -
  • alza(rizes)再帰動詞 ⇒ 立ちぬ
  • il(the)冠詞 ⇒ -
  • vento(wind)名詞 ⇒ 風

日本人として基本的な第二言語が英語というところから考えるともうほんとにわけがわからない構文ですね。

まず、”再帰動詞” が英語には存在しませんので、英語基準で考えるとこれが頭を悩ます原因となります。

英題は上記の通りです。

イタリア語の基本構文が英語と同じSVOであることと英題を基準として分解して考えていくと、”il vento” が目的語でないことがお分かりいただけると思います。

あくまでも再帰動詞 ”si” が ”il vento” の形式代名詞であり、形式主語の役割も果たしていることになります。

つまり本当の主語は ”il vento” であるため、再帰動詞 ”alzarsi” も三人称単数が用いられているということになります。

ちょっと理解するのが難しいかもしれませんが、これはもうイタリア語の構文ですので ”再帰動詞” として理解して覚えるしかありません。うーん、文法って難しいですね!

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ウェブストアおよび実店舗オーナー、インポーター、エクスポーター、アンティーク&ヴィンテージコレクター、ファッションコーディネーター、旅人
ヨーロッパ長期滞在は3ヶ国(イタリア、アイルランド、デンマーク)でトータル2年半。 現在は日本を中心に活動しながら商品買い付けや旅などでヨーロッパを訪れています。旅はヨーロッパ限定で20ヶ国程度。
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